読書録

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『Q&Aそれ労働法違反です』 梅本達司 著

Q&A それ、労働法違反です

Q&A それ、労働法違反です

厳しい経済状況のもと、連日リストラの文字が紙面を賑わしているが、そんなにかんたんに職場を奪われてしまうものなのか、と思いながらこの本を読むと、法律では、労働者の権利が、結構守られているように思う。逆に知らずにおとなしくしていると、いいように使われかねない・・というのも、この本で取り上げられている「よくある違法行為」というのは、そうした行為がけっこうあるということなのだろう。

脅迫による退職願いは取り消すことができたり、社会通念を超えるような退職勧奨は許されないということだ。

また、私生活上でトラブルがあった場合、企業秩序に悪い影響を及ぼしたり、会社の体面を著しく汚したりしていなければ、懲戒解雇が無効になる可能性もあるらしい。

また、労働者の昇進にあたって、転勤の経験があることを条件にすることは、業務遂行上の必要性などの合理性がなければ、男女雇用機会均等法違反になるということだ。

いろいろと勉強をしておいたほうが良いのかもしれない。

(目次)
第1章 「賃金」でよくある違法行為;
第2章 「賞与・退職金」でよくある違法行為;
第3章 「労働時間・休憩・休日」でよくある違法行為;
第4章 「年次有給休暇」でよくある違法行為;
第5章 「配置転換」でよくある違法行為;
第6章 「懲戒処分」でよくある違法行為;
第7章 「女性の雇用管理」でよくある違法行為;
第8章 「解雇」でよくある違法行為;
第9章 「退職」でよくある違法行為;
第10章 「その他」よくある違法行為;
第11章労働法違反があった場合にどうするのか

{フォーラムから3/7借り21読了、27記入}