- 作者: 島田裕巳
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2007/11/01
- メディア: 新書
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この本は、代表的教団の教祖誕生から死と組織分裂、社会問題化した事件と弾圧までの物語をひもときながら、日本人の精神と宗教観を浮かび上がらせている。取り上げているのは、天理教;大本;生長の家;天照皇大神宮教と璽宇;立正佼成会と霊友会;創価学会;世界救世教、神慈秀明会と真光系教団;PL教団;真如苑;GLA(ジー・エル・エー総合本部)など。
思えば、著者が感嘆したように、天理市の建物群の威容は、今も変わっていない。大本教の関連で。再び邪宗門を読みたくなった。綾部へも行ったことはあったが、とても不思議な雰囲気に包まれていたし、なぜあの場所でエスペラントの活動が続いていたのか、この本を読んでようやくわかった。他の新宗教を含め、教義については、なかなかついていけないが、生きにくい世の中だからこそ、また、すがりたくもなるのかもしれない。
{図書館から11/23借り12/4読了、記入は12/10}