読書録

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『あの人が「心の病」になったときに読む本』 保坂隆 著

あの人が「心の病」になったとき読む本

あの人が「心の病」になったとき読む本

草田みかんさんの漫画とともに、8つの事例がわかりやすく紹介されている。

このうち第1話は、上司がかわっていじめのような状態におかれてうつになるという、パワハラのような形。高等なテクニックとして、「相手に花を持たせた方が好結果になる」という原則を頭に入れておくこと、というアドバイスが有効だったというのだが、それでおさまるケースというのは少なくなっているような気もするが・・・著者が勧めるように、何段か上の人や産業医に相談することにならざるを得ないのかも。

第2話は、転勤で心の安定を失ったケースで、ストレスによって身体的にも悪い症状が出ることもあることを説明。
第1段階は過剰適応で仕事の話ばかりする 第二段階は神経過敏(イライラ)、第三段階は無関心(仕事のミスが多くなる)、第4段階は引きこもりで、欠勤が多くなる、第5段階は抑うつで、不眠、食欲不振、体重減少など、第6段階は行動化で、無断欠勤など

第3話は、早期退職したら生きがいを感じなくなったケース。仕事にのめりこむ人が仕事熱心と思われるが、「会社があなたを必要と思っているのは、辞めるまでの一時的なことです、・・・だから退職に対しての対応は、早くから始めておくべき」とのこと。

第4話は、過労から燃え尽きうつ病になったケースで、のんびりするより、仕事以外に何か一所懸命にできることをアドバイスした方がいい。

などなど続くが、第4話のように、うつだから仕事はせずに、テニスや釣りに打ち込む、では、まわりから見ると、ちと違うんではないかと感じてしまうようになったが、さてどうする?

{フォーラムで10/25借り11/07読了、記入は11/11途中}