- 作者: 杉山隆男
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1998/03
- メディア: 文庫
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新聞業界を技術や経営の面からその歴史に目をむけ、社内の反対を押し切ってコンピューター化を進めて発展していく日経と、新社屋の建設で無理をして借金を重ね、経営が悪化していく毎日を、対比しながら描いている。
登場人物がそれぞれ個性的で面白い。
大森実さんが、ベトナム戦争をめぐる報道で毎日新聞のスター記者として活躍しながら、会社人としては外されていくところなど、野球の名プレーヤーは名監督になるとは限らないという話も想起させながら、こういうことがあったと改めて知った。
{9/2読了、記入は9/7}