読書録

読書整理用のダイヤリーから移行しました19/1/26土~

『お金は銀行に預けるな』 勝間和代 著

お金は銀行に預けるな   金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書)

お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書)

図書館ではかなり前に予約したのに、未だ126番目となっていたが、近くの地区センターでは開架で置いてあって、さっそく借りて読む。
金融について、いかに知識がないか思い知らされた。お金を銀行の預金においておくとリスクだと説いているが、まさにそれを中心にやってきた。「目からウロコが落ちた」(p9)ことはそうだが、実際、やれるかどうかとなると、この本でも理由として書いている(p164)仕事で忙しく勉強している時間がなく、少ない資金ではほとんど利益が出ないから定期預金でも変わらない、といったところ。反論として、勉強しないから労働でしか対価を得られないため忙しく、運用しないから資金が少ないまま、といわれるとそうかもしれないが、悩ましい。

それにしても、先に読んだ「価値関数」のプロスペクト理論で、定期預金を好みリスク回避型で結果として損になること(p62)や、買ってはいけない住宅の最たるものが新築マンション(p99)なんて、両方やっている。ラクなお金儲けの方法などはない(p47)ということだから、難しい。本著では投資信託を初心者には進めている(p174、特にノーロードととインデックス投信)が、問題意識がなかったわけではなく、数年まえに初めてやってみた。しかし今は元本をはるかにわって、リスクだけを痛感させられ、また新たにやろうという感じでもない。

この本をきっかけに、なんとかしたいものだとは思う。そのための基本原則として、本著P159から、1.分散投資。 2.年間リターンの目安として10%はものすごく高いm5%で上出来。 3.タダ飯はない。 4.投資にはコストと時間が必要。5.管理できるのはリスクのみ、リターンは管理できない。とのこと。やっぱりコストと時間がないなあ・・・。

著者の勝間さんが、テレビの情熱大陸(11日放送だったかな)で取り上げられているのを拝見したが、パワフルですごい人だと感服した。チャボなど社会的な取り組みにも目をむけつつ、「効率性」が重要だと強調していたことが印象に残る。

勉強になりましたが、これから少し工夫をしていければと思う。

{地区センターで5/10借り14読了、記入は22}