読書録

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ニュースキャスター/筑紫哲也

ニュースキャスター (集英社新書)

ニュースキャスター (集英社新書)

p46 インタビューにとって一番大切なことはという問いに、ウォーレス(CBS)は「準備だ」と答えた。
p77 笑い話:「幸い台風は東北地方に去りました」
p86 久和ひとみ2001年3月に亡くなる。森羅万象に好奇心の眼を放ちながら駆け抜けたような一生だった。
p111 対話でクリントン大統領、指導者としての資質・条件について「現状を明確に把握すること。それに基づいて明確な将来へのビジョンを持つこと。それを実現するための具体的な計画をもつこと、それにくわえて必要なのは、一般市民の支持を取り付けることだ」
p120 クリントン大統領「教育にとって一番大切なのは、子供たちがこの世界には自分のことを大事だと気にかけているものが一人でも存在しているのだと信じられることだ」
p144 発端の段階で悩ますのは、「それがどれぐほどの大きさをもつでき事なのか」というサイズの問題と、どんな全体像を持っているのかという「構図」の問題。それをどう判断するかによって「初動」の動作が違い、そこでつまづくと取り戻すのが容易ではない。

p149 番組を切り回す際の心がけ
?あわてたりあがらないこと、?とりつくろうとしたり、ミスを恐れたりしないこと、?俯瞰メリハリ総括を忘れないこと、?目にうつりしモノの背後をみること、?入ってくるものをうのみにしないこと
p186 「私がほしいのはただひとつ、信頼性だけだ」

p213 作る側が見せたいものと、視聴者が見たいものは必ずしも一致しない。〜世の中で起きていることを、なるだけ多項目、短めに、そして興味のある順番に早く知られせてくれれば結構、解説や論評はいらない、という情報需要に対応するニュース番組の作り方、それが大勢になっていくだろうが、情報洪水の中で、軽重の判断、取捨選択、解釈、論評ですら「情報」になりうる。そこまで求めるのは少数派かもしれないが、基礎票にできれば視聴率は十分。

→オウム関連の部分は、納得いかないところもあるが、なるほどと思うこと多々あり。

{地区センターで5/29借り6/10読了}