読書録

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ブラックペアン1988上

ブラックペアン1988(上) (講談社文庫)

ブラックペアン1988(上) (講談社文庫)

スターウォーズのエピソード1を見ているような感じ。

この著者の本は結構読んでいるが、主要な登場人物の若いころが出てくる。田口、速水、島津の3人が研修生で登場して(p156)、後のスタンスを暗示するような対応をしたり、高階講師が活躍したりと、ファンにしてみると楽しい。

本著の主人公・世良医師がどこで登場してくるのかだけ、どうも思い出せないのだが。

また、渡海医師の「ムンテラは患者のために行うのではない。外科医が自分の身を守るためにやるのさ。患者やその家族は極楽トンボみたいなもので、いつだって世の中は自分たちに都合よく働くと思っている。だから気に入らないことにぶつかると、すぐに医者を非難する。八つ当たりの的になるなんて、俺はまっぴら御免だね」という発言(p202)は、反面教師的ながら、そういうことも、さもありなん。

{1/11〜13読了 →記入は17}