スラム化する日本経済 4分極化する労働者たち (講談社+α新書)
- 作者: 浜矩子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/03/19
- メディア: 新書
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小泉改革とは何だったのか?新自由主義のいきつくところは、豊かさではなかったのか。
総選挙で、各新聞の世論調査報道を見ると、政権交代がほぼ確実な情勢になってきているようだ。
今のままではいけない。とにかく変えてほしい、という情念が、かつてない動きになっているように思う。
競争よりも共存へ。とはいうものの、おそらく社会として明快な解が見いだせないがゆえに、
この本を読んで、即効薬がわかるというものではないだろう。
どう経済政策のかじ取りをとっていくのか?なかなか難しい。
(目次-引用)
はじめに グローバル・ジャングルに広がる荒涼なる光景;
序章 グローバル恐慌は第三幕へ;
p32:「自分さえ良ければ病」が蔓延する→共食い・共倒れの世界につながっていく
第1章 インフレとデフレの狭間で;
第2章 豊かさのなかの貧困;
p70:世界と対等な競争を強いられることに伴って、個別各国の経済社会のなかでは対等さが失われていくのである。
p80:官業の民間委託の落とし穴→格差と貧困問題
第3章 新・資本主義の構図;
第4章 国家がハゲタカになるとき;
終章 砂漠化する地球経済
p178:実り豊かで縁深きグローバル・ジャングルをどう再生するか。グローバル全体主義をどう排除していくか。それが今、我々に問われている。
{図書館で借り7/18読了、記入は24作業}