読書録

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『言いたいことがきちんと伝わるレッスン』 平木典子 著

言いたいことがきちんと伝わるレッスン―人間関係が驚くほどうまくいく (ココロハッピーBOOKS)

言いたいことがきちんと伝わるレッスン―人間関係が驚くほどうまくいく (ココロハッピーBOOKS)

人の気持ちとは不思議なもの。「君の話は、よくわからん」と上司に何度も言われると、ますます話がしにくくなる。
そんなに会話が苦手ではなかったのだけれど、なんとも悲しくなって、この本を手に取る。

イラストと事例、各章ごとのまとめで、わかりやすく書いてあるが・・・基本的には当たり前のことのようにも思える。
ただ、このところよく聞き目にすることになった「アサーティブ」という手法が用いられている。
ありのままの気持ちを素直に伝える・・

そのつもりなのに、ビジネスの世界となると、相手にどうわかってもらうか、より簡潔明瞭に言わなければならない・・・。と、認識しているつもりなのに、意識しだすとかえって緊張して、ますますわかりにくい説明になってしまうようだ。

一方、家庭でも議論が絶えないところがあるが、そこは、この本で紹介されている『「私」を主語にした「私メッセージ」で話す』努力をお互いにすれば、険悪なことにはならないかもしれない。普段は、すぐにお互い、相手のせいにすることが多いから、ここはよく意識するようにしたい。


この記入をするにあたって、平木典子さんで検索をかけたら、多くの著作がありました。
この本は、2000年に出版された「・・50のレッスン」を加筆して再編集したということです。


(目次ー引用)
第1章 まず、「自分の気持ち」を確かめよう―「何を話題にしたらいいのかわからない」あなたに;
p23:マイナスの感情も表現することが、人と親しくなる要です。


第2章 ちょっとした工夫で会話が楽しくなってくる―「話がはずまず、白けてしまう」あなたに;
p64:「おまけ」や「ただ」の情報を加えて返せば、会話はもっと豊かで楽しさにあふれたものになるでしょう。


第3章 この気持ち、伝えた方がうまくいく―「ノーが言えない」あなたに;
p92:「ノー」と言った後に何を伝えるかが大切。事情を説明する、代案を出すなどのフォローを。大切なのは、意見の「違い」を自分の中で認識すること。次に、それをいま言った方がいいのか、言わない方がいいのかの状況判断をすること。


第4章 アサーティブな言い方をマスターしよう―「いつもケンカになってしまう」あなたに;
p104:上手に自己主張するアサーティブな人になろう・・自分の言いたいことや、自分の気持ちを素直に言えて、同時に相手の話に耳を傾け、相手の考えや気持ちをわかろうとする人。
p124:自分の気持ちを伝えるときいは、「私」を主語にした「私メッセージ」で話しましょう・(相手のせいにせず、残念、がっかり)


第5章 なぜか心が動かされる話し方―「わかってほしいことがうまく伝わらない」あなたに
p158:トラブルの解決、交渉のコツは、「状況の説明」「気持ちのアピール」「具体的な提案」の3点セットにある。・・自分のありのままの気持ちをつかみ、それを大切にしながら「わかってもらいたい」と思う人に心を込めて伝えることが大切。

{フォーラムから借り5/15読了、記入は19}