- 作者: 河村代志也
- 出版社/メーカー: アスペクト
- 発売日: 2008/09/01
- メディア: 単行本
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第一章で、感情と認知と行動はリンクして動いているため、どれかを動かすと全体が動き、一番早く変えることができるのは行動だと、図で示してくれている。
第二章で、喪失体験とあきらめについて記し、「あきらめたから切なさを心にもてる」という言葉に勇気づけられる。
第三章で、ストレスと上手に付き合うため、感情を書いて言葉にしたり、いやなことを笑いに変えたり、一日一回は感動すること、など示しているが、確かに、このほど見た韓国映画「カンナさん大成功です!」で整形を告白するシーンでは思わずむせび泣いてしまったが、心は軽くなったような気がした。
第四章では、とらわれから抜け出す認知療法的手法を紹介し、意識して「句点を打って」考え話すことや、他人を変えようと思わず、自分にとってのメリットを優先する、私を主語にすることなどを挙げている。
この中でも、p124〜5の不毛な夫婦喧嘩のパターン例というのは、うちにもよくあてはまると思って、思わず笑ってしまった。
夫「だいたいお前はいつもそうじゃないか」 汎化のある問題提起:いつも全部と考えてしまう→問題を絞る vs
妻「そういうあなただって、あのときああだったじゃない」 過去の問題へのすりかえ:反転因果→ここで起こっている問題に絞る
→「あのときあそこで there & then」でなく「今、ここで here & now」起っていることにテーマを絞る。
この手法は、不毛な喧嘩を早く終息させるため、利用させてもらうことにしよう!
(目次)
第一章ーベストではなくベターな解決法を:
第二章ーあきらめることの大切さ
第三章ーストレスとの上手な付き合い方
第四章ーとらわれから抜け出す方法
第五章ーこころと体を休める快眠法(7時間が長生きするには最適との調査結果があるそうです)
{フォーラムから1/11借り22読了、記入は25}