- 作者: 水野敬也
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2008/06/10
- メディア: 文庫
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どんなにひどい目にあっても、常に前向きで「いつも人を楽しませることを考える」ことの素晴らしさが伝わってくる。
主人公のアレックスは、幼い神ワンダーとシュナが「運命の手帳」にいたずらを書き込んだことで、散々な目にあう。
すなわち、会社を首になり、家が焼け、妻子が出て行き・・・とても読みやすいけど、どこか心に残る。
自分を刺した若者のことを相手の将来を考えてかばったり、罪悪感に苦しむ二人の神の前で「どじょうすくい」の顔をして笑わせようとしたりすることなど。
こんな風に前向きに生きられたらどんなにいいだろう。
{地区センターで8/23借り26読了、記入は9/05}