読書録

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『はじめよう!システム設計 要件定義のその後に』 羽生章洋 著

 「AI・IoT活用からレガシー対応までどうしたら、うまくいくんだろう?」と表紙の副題にある本著。情報科学のコーナーから久しぶりにシステム開発系の本を借りる。3年前に出版された本著だが、考え方の基本は、おさえておきたい。 

gihyo.jp

 いくつか備忘録として、以下引用してメモ
p25:IFDAM図=拡張画面遷移図 イフダムと呼ぶ
 
p32:システム設計では、フロント、バック、DBの3層構造で要件を割り振る
 
p70:(フロント層要件定義として)行動別にUIを用意するex担当者、管理者+巨大で複雑な単一点の万能型を求めるよりも、シンプルな要素の組み合わせによる系を実現して全体最適を目指すということを心がけるべきだと私は考えていますp72
 
p77:(機能・プロセス設計の要点)ゴールから逆算して必要なことを考えること、段階的に詳細化すること、=モジュール化を行う ということ:インターフェースを定義して内部の具体的な実現手段を定める
 
p82:順接、分岐、反復 + 段階的詳細化で
 
p94:(オフショアで炎上するのは日本語で意味不明も)文書類を順番に箇条書きにして、「VO形式、語尾を明確に、能動系・肯定表現」にしていく。
 
p128:(バック層の設計:フロントに呼び出されるモジュールを定義)API層とかサービス層とか・・フロント層を顧客と見立てて提供するサービスをAPIとして考えることは非常に意義深いこと
 
p196:共通化の罠:プロジェクト全体を停滞・迷走に導くことすらある、成果をだすには材料がいる・・共通仕様を決められず手戻り:小さくても着実な成果を

 

 高校で始まるプログラミング教育で、高度なことも学ぶようになるようだが、基本的な考え方、設計の仕方、というものを身につけておきたい。

 この読書録から「システム設計」で検索すると過去記事は以下
 
{2021/7/15木-16金_読了、記入は7/25(日)11:10}