システム&ソフト関連で8冊目。小中学校で必修となることにあわせた本書は、これまでの歴史や背景をふくめて、読み物として楽しく”思考の仕方”について学ぶことができる。
発刊した中央公論新社のサイト↓
著者の主宰するnoteサークル案内↓
いくつか引用(概要)を以下に
p25:プログラムは「手順を性格に記した文章」で、プログラミングは「それを書き写すこと」だと定義+「人類の叡智」である
p32:セントラルキッチン(味の均一化とクオリティの確保):分割統治法とパイプラインの複合技:
p46:簡略化と予測化、コンピュータの進歩にとって重要なアプローチで、本書は簡略化
p54~プログラミングの鉄則
①伝え漏らすべからず
②あくまで「コミュニケーション」の一様態
③「フールプルーフ」を活用しよう:お馬鹿をしても平気
④「インデント」や「カラーリング」でメリハリp93:アルゴリズム:効率的な作業手順を「形」にする
・ユークリッドの互除法:aをbで割ったときの余りをa1・・・最大公約数p96:プログラムの基礎パーツ=処理、分岐、ループ
p106:ハッシュ&テーブル:名簿の管理を効率的に
ex飛鳥太郎(データ) あ(ハッシュ)、
ex結果をあらかじめ表(テーブル)ささもとの串と料金1-210、2-420・・p115:イテレータパターン:繰り返す・反復子のためのパターン
p120:1964IBM開発の汎用メインフレームコンピュータ、360は全方位カバーできる汎用性を持つ、の意味+p123:嶋正利:電卓の設計からインテルへ:4004から8086が主力に⇒今も一般的なCPUは、x86
p126:『グーテンベルグの銀河系』と『全地球カタログ』、そしてiPhone⇒マクルーハンの「メディアはメッセージである」
◇p130からプログラミングの実際が、MOONBlock を使って紹介されている。↓
◇本書は、五反田にあるイベントスペース「ゲンロンカフェ」での講座などがベースになっているとのことで、内容は2014年2月現在のものではるが、増補版として一部改編しつえで書き下ろし原稿を加えた内容とのこと。↓
本書にあるように、プログラムの思考法を身につけると、現実社会でも、いろいろ役立てることが出来そう。さらに基本を学んでいきたい。