読書録

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安倍官邸VS.NHK 森友事件をスクープした私が辞めた理由

安倍官邸vs.NHK 森友事件をスクープした私が辞めた理由

安倍官邸vs.NHK 森友事件をスクープした私が辞めた理由

発刊した文藝春秋のサイト→ https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163909578
文春オンライン告知⇒ http://bunshun.jp/articles/-/10000
著者のフェイスブックhttps://www.facebook.com/fuyuki.aizawa

帯やサイトでは、
「なぜ放送されないんだ!」が大きな文字で描かれ、発売にあわせて、週刊文春の12月20日号で記事も出ていた。

「政権を揺るがす「森友事件」の報道の最前線で活躍したNHKのエース記者が突如退職した。何があったのか?
著者は「森友事件」の発覚当初から事件を追い続けたNHK大阪放送局の司法担当キャップだった。
次々に特ダネをつかむも、書いた原稿は「安倍官邸とのつながり」を薄めるように書き換えられていく。
NHKでも検察でも東京vs.大阪のせめぎ合いが続く中、ついに著者は記者職からの異動を命じられた。
記者であり続けるために職を辞した著者が、事件の核心、取材の裏側、そして歪められる報道の現在を赤裸々に明かす、渾身のノンフィクション。」と紹介されている。

これに対しては、以下のような報道もある。

朝日新聞:NHK元記者「森友報道で上層部が介入」 局側は反論 2018年12月19日19時54分
https://www.asahi.com/articles/ASLDM5F85LDMUCLV00T.html
・NHKコメント引用:19日の定例会見で「主要な部分において虚偽の記述が随所に見られる上、未放送原稿を規則に反して持ち出し、加工した上で(本の中で)公表もしており、極めて遺憾だ」などと述べた。記者が守るべきルールを逸脱しているとし、「必要に応じて対応を検討する」という。「虚偽の記述」が何を指すのかについては「取材や制作に関することに関しては、お答えできない」とした。NHK広報局は「ニュースや番組については、報道機関としての自律的な編集判断に基づいて放送しており、報道局長の意向で報道内容を恣意(しい)的に歪(ゆが)めた事実はありません」としている。
文芸春秋コメント引用:19日、「『森友事件』は重大な国民の関心事であり、『安倍官邸VS.NHK』は事件をスクープしたNHK元記者・相沢冬樹氏による公正なノンフィクション作品です。NHKという公共放送がその国民的関心事を、国民に正しく報じたかを検証する上でも、有益な内容であると確信しています」(週刊文春編集局)


◇ZAKZAK「NHKvs文春バトル勃発 元記者が書いた森友学園本に「虚偽の記述」⇒ https://www.zakzak.co.jp/soc/news/181220/soc1812200014-n1.html


◇LITERA記事2018.12.21⇒ https://lite-ra.com/2018/12/post-4441_3.html
引用:NHK関係者の話)実は、相澤さんの本については、発売日の13日に報道局の編集会議で取りあげられていて、小池報道局長の『私の意向で報道内容が恣意的に歪められたことはない』という発言に続き、例の『虚偽の記述が随所に見られる』という発言があったんです。しかも発言したのは他ならぬ、本で、特ダネを出すために小池報道局長と駆け引きをした『K社会部長』とされている人。いまはその上の編集主幹というポストです。当然、相澤さんと一緒に仕事をし、苦楽をともにしてきた同僚は、小池報道局長からの圧力などを身をもって知っている。でも、組織の人間ですから……。上司から詰められて『はい、本の内容は事実です』とは口が裂けても言えない。編集主幹(元社会部長)の発言も、そう言わざるを得なかったんでしょう。会見で述べた計画管理部長のコメントはそれを繰り返しただけ。がんじがらめですよ」


取材の裏側をここまで書いてもいいのか?と思えるぐらい、濃い内容ではある。
当事者の一方が否定している以上、何が真実なのか、知りたい。


{2018/12/22-12/24読了、記入は12/25}